特別講座「紫式部も愛読した菅原道真の漢詩〜天神様となった道真公の苦悩〜(全3回)」NEW

平安時代の文学界に大きな影響を与えた菅原道真。彼は政治的迫害により大宰府に左遷され、苦悩の中で多くの漢詩を残しました。
紫式部も『源氏物語』を書く際に、その漢詩を参考にしたといわれ、特に「須磨の巻」には道真の影響が色濃く見られます。

この講座では、道真が左遷された後に詠んだ詩を中心に、その詩に込められた感情や当時の時代背景を丁寧に読み解きます。
道真公の苦悩と、のちに天神様として崇敬されるまでの心の軌跡を一緒にたどりましょう。漢詩に初めて触れる方でも楽しんでいただける内容です。


●講座内容●

第1回  道真の左遷と『源氏物語』への影響(その1)
菅原道真の生涯を振り返り、彼の詩の中でも特に『源氏物語』に影響を与えた作品を紹介します。

第2回 『源氏物語』への影響(その2)
大宰府に流された道真が残した詩の中から、失意の中で詠んだ作品や、季節の行事を題材にした作品を取り上げます。

第3回  漢詩文集『菅家文草』と道真の晩年の生活
道真が編纂した漢詩文集や、彼の晩年の静かな生活に焦点を当て、その詩の深い意味を読み解きます。



開講日・体験日

11/14、11/21、11/28(木)

曜日・時間

木曜日
13:30〜15:00

受講料

6,600円(3回分)

初めての方は、入会金500円、1年以上受講のない方は、再入会金500円が必要です。ただし1DAY、体験講座、70歳以上の方は入会金が不要です。
体験や受講希望の方は事前にお申し込みください。価格はすべて税込です。

講師

柳澤 良一(金沢学院大学名誉教授)

講師プロフィール

金沢学院大学名誉教授。近刊書、源氏物語の時代の漢詩を集めた作品の注釈書『本朝麗藻詳注』(勉誠社)。

持ち物

筆記用具