加賀藩と越中の歴史的関係を多角的に探る全6回の講座です。前田利家の影響から、戦国時代の争乱、注目の愛本刎橋の現地での遺構見学、高岡町の町名の由来に至るまで、多彩な講師陣が専門的視点で解説します。

※いずれも土曜日の13時から14時半

【第１回】2/28（土）「本能寺の変と魚津城の戦い」　
講師／高森邦男（富山県公文書館史料調査専門員）
魚津城に籠城する上杉軍に対して、柴田勝家・前田利家・佐々成政らの織田勢が総攻勢をかけ、城は落城。しかし前日、本能寺の変が起き、その報が伝わると北陸の戦局は二転三転します。今回は揺れ動く歴史の面白さを解説します。


【第2回】3/28（土）「黒部川に渡した天下一の愛本刎橋（あいもとはねばし）を巡る」
講師／王生（いくるみ）透（黒部市教育委員会）
現地に立ち、激流に挑んだ加賀藩匠の技や詩歌を通して当時を振り返ります。※愛本刎橋の遺構見学のため、往復2.5Kmの徒歩があります。
集合場所：うなづき友学館（富山県黒部市下立682）※駐車場完備
※入館料300円当日支払い


【第３回】4/25（土）「加賀藩主斉泰11男茂松、富山藩主になる」
講師／小西昌志（金沢市立玉川図書館）　
13代富山藩主前田利同（としあつ）は3歳で富山藩主となりました。
誕生から藩主になるまでの経緯をたどります。

【第４回】5/30（土）「富山第９代藩主前田利幹−大聖寺から来たリリーフ役のお殿様」　
講師／坂森幹浩（富山市民芸館館長）
藩主が重病というお家の危機に、大聖寺前田家から迎えた９代利幹、儒学を重視した文治の殿様を紹介します。

【第５回】6/27（土）高岡御車山会館　現地解説ツアー
講師／中村知子（高岡御車山会館学芸員）
高岡御車山祭の歴史的背景と、その文化的価値を現地で解説します。
●集合場所：高岡御車山会館（富山県高岡市守山町47-1）駐車場完備
　入館料450円当日支払い


【第６回】7/25（土）「利家の氷見郡支配と利長による新川郡支配」　
講師：木越隆三（石川県近世史料編さん室長）
秀吉の越中平定後、前田利家・利長による越中西三郡支配が始まりますが、新川郡支配の成立には謎が多く、関ヶ原後には徳川幕府との間で問題が続出します。その解決過程を解説します。

体験日・開講日	2/28、3/28、4/25、5/30、6/27、7/25
曜日・時間	第4土曜日※一部第5 13：00〜14：30
受講料	各回1,650円 6回分まとめて申し込むと受講料9,900円が8,580円に！ 初めての方は、入会金500円、1年以上受講のない方は、再入会金500円が必要です。ただし１DAY、体験講座、70歳以上の方は入会金が不要です。 体験や受講希望の方は事前にお申し込みください。価格はすべて税込です。
持ち物	筆記用具
備考	（注）お手数ですが、受講を希望する講座日を必ず記載してください。